シロアリを知り家を守ろう

木造建築において最大の天敵と言っても過言ではないとされている生物。それがシロアリです。アリと名乗ってはいますが、実際はゴキブリの仲間であることはあまり知られていません。

見比べてみるとアリとの違いはかなりはっきりしています。そんなシロアリですが家を直接根城にしているのではなく、その近くの庭の土や樹木のなかに本拠地があり、家にいるのは狩場にしているのか制圧して仮拠点にしている状態なのです。

しかも柱などを食べる時も内側の柔らかい部位だけを食べ進めていくので見た目にはあまり変化が見られないうちに中がすかすかになってしまうというやっかいな生物です。おかげで発見が遅くなってしまい、気づいた時にはあちこち食い荒らされてしまっている場合が多いのです。

更にさきほど書いたように家にいるのは一部の部隊で本隊は家の近くの木や土の中に潜んでいるので、大きな家であればあるほど殲滅するには大変苦労します。

そんなシロアリですが個々の生命力は貧弱な生物なので、大概の昆虫がそうであるように、寒さに非常に弱いので、床下などは低温を保つようにすると侵入を防げます。それと日頃から点検をやっておくと早期発見が可能なので、もし食われていたとしても被害を最小限にとどめておくこともできます。

家の保証もみておこう

シロアリの生態について知ったら、自分の家のことも知っておくとベストです。
家によってはシロアリ保証に入っていたりします。

実際に私も新築時に受取った防蟻処理の保証書をチェックしてみました。保証期間は5年間となっています。チェックした時にはすでに保証期間が切れているました。
ですが、被害が出てからでは遅いので、一度専門家にチェックしていただくことにしました。

一匹だと弱々しい小さな生き物のシロアリですが、集団で現れると家一棟を簡単に破壊してしまう強力な生き物です。シロアリの特徴をよく知り、どのように対応するべきか、しっかり勉強しておくほうがよさそうです。